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みなさん、どーもであります。ACFIELDであります。
今回はずぼらDIYの第2弾と致しましてコンクリートブロックについてであります。
花壇や敷地境界線によく使われているコンクリートブロックでありますが、DIYでとなると「う~ん、できるかな?」となる方も沢山おられると思うのであります。
結論から申し上げますと、DIYでもやりようによってはできるのであります!
相当ずぼらな私がずぼらに施工してもできたのでありますからね。しかもかなりお安めにできるのであります。
コンクリートブロックでDIYしたいけど、できるか不安でなかなか一歩踏み出せなかったあなた!もしかしたら参考になるかもしれないのであります。
それではよろしくお願いいたします。
やってみたらできちゃった!コンクリートブロックで簡単DIY!
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ずぼらDIYとは⁉
ここで私の考えるDIYについての考え方を記載しておくのであります。
- 素人がやるのだから初めから上手にやろうとは思わない
- 素人がやるのだからそれなりに機能すればよい
- 初めから上手に出来るのであれば才能があるからプロになればよい
というものであります。素人が上手にやろうとするからハードルが上がってしまう、素人なんだからそれなりで良い!そう考えれば多少失敗してもケセラセラなのであります。
暗渠工事の記事でもふれておりますので、良かったら確認してくださいね。
今回、私のコンクリートブロックDIYは高さの無い2段積みでありますので、鉄筋を入れずに施工しているのであります。高さのあるコンクリートブロック積みをお考えの方は鉄筋の使用が必要になりますのでご注意願うのであります。
私の敷地境界線
2020.8.22にめでたく竣工を迎えた私の施工したコンクリートブロックの敷地境界線であります。無筋の2段積みでありますが、我ながらそれなりにできたと満足しているところであります。
ゴールデンウイークに工事を着工しましたので、施工期間は約3ヶ月半といったところであります。DIYなんで気長にやれば良いのであります。
敷地境界線をDIYした理由
もともと長方形の土地を2分割した我家の土地でありますが、境界杭だけであとは何もない状態だったのであります。
家を建てたころはあまり気にしていなかったのでありますが、反対の区画が売れて家が建つとやはり境界は気になるところであります。「この雑草はどちら側か微妙だなぁ」とか。
境界部分は我が家からすれば南側、お隣さんからすれば北側にあたるのであります。我家からすれば重要な庭スペース(まだ土だけだが今後に期待!)一方、お隣さんからすれば裏のちょっとしたスペースなのであります。
「裏のちょっとしたスペースはあまり気にしないよ」当然そうなるのであります。まぁ私が逆の立場でもそう考えると思うのであります。
よって「共同で境界線つくりませんか?」とも言い出せずだったのであります。
「とりあえず見積もりだ!」我が家を建てたハウスメーカーに相談であります。すると約15mにコンクリートブロック2段の施工で20万円!の見積もりがきたのであります。
「無理だ!」基本的にお金が無い私は丁重に「ちょっと考えます」と言い放ちDIYすることを決意したのであります。
私の場合、掛かった材料費は1万ちょっとであります。その差は約19万円!これだけあれば半年は暮らしていけるのであります⁉
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コンクリートブロックの種類
大まかなコンクリートブロックの種類を記載しておくのであります。
基本
よく見かけるこの基本タイプは縦に鉄筋が入る形状なのであります。
横筋
名前の通り、横に鉄筋を通すために横溝があるタイプであります。鉄筋を使用しないならこの横筋だけで積んでも良いのではないでしょうか。
積んだ後のモルタル埋めも基本ブロックより楽だと感じたのであります。
コーナー
端っこに使用するのが片方が閉じてあるコーナータイプであります。画像は横筋のコーナーになるのであります。もちろん基本のコーナーもあるのであります。
半切れ
微妙な調整等にも使える半分タイプもあります。画像はコーナーの半切れなのであります。
この他にJIS規格でA種、B種、C種の3つの規格があったり、ブロックの厚みも数種類あるのであります。
ちなみに私が使用したのはC種(C種が最も強度があります)で寸法は390×190×100mmのものであります。
施工位置決め・計測
まずはコンクリートブロックを積む位置を決めなければならないのであります。ここが一番重要かも知れないのであります。万が一、隣の土地に越境しちゃったなんてことにならないよう、ご近所トラブルにならないよう境界線から数cm離して施工することをおすすめするのであります。
私の場合、境界線から5cm離して施工したのであります。また境界に接しているご近所さんに立ち会ってもらい確認後に施工した方がより良いのであります。
コンクリートブロックを積む長さが決まったらコンクリートブロック1個を40cmとして計算し一列に何個必要かを算出しておくのであります。ブロックとブロックの間の目地を1cmとして考えますので40cmで割っちゃいましょう。
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資材準備
着工前に使用する資材はある程度でも良いので準備しておくのであります。
このずぼらコンクリートブロック積みに必要な資材を記載しておくのであります。
- コンクリートブロック
- セメント
- 砂
- 砕石
- 木材(杭や型枠に使用)
これらがそれぞれ必要数になるのであります。どれもホームセンターで入手可能であります。
使用する道具は各工程の中で随時紹介していくのであります。
水盛りで簡単に高さを決める
施工位置が決まったら、コンクリートブロックをまっすぐに並べられるよう、また高さが揃うように水糸を張るのであります。
通常であれば杭を数本打ち込んで水貫に釘でとなるのでしょうが、そこはずぼらな私でありますから楽をするのであります。
私が使用したのは杭2本とペットボトルで作った水盛りであります。水盛りとは水が水平になる性質を利用したものであります。
最終的にこんな感じのものができるのであります。
水盛りの作り方は
- ペットボトルを半分に切る
- キャップに穴を開け透明なチューブを入れる
- キャップを閉める
- 杭にペットボトルを固定する
- 反対側の杭にもう一方のチューブの端を固定する
- ペットボトルに水を入れる
なのであります。
キャップの穴にチューブを入れる際はこのようにビニールテープを巻いておくと水が漏れないのであります。
水を入れて水面の高さに印をしておくのであります。
反対側のチューブのところにも印をつけるのであります。
これで2点の杭に同じ高さの印がついたのであります。この印を基準にブロックの高さを出せば良いのであります!
まずは1段目の高さに水糸を張るのであります。
ここで注意点でありますが、杭が曲がっていたり、ぐらついていると2点のコンクリートブロック高さに誤差が生じますので、杭はまっすぐ垂直に、ぐらつかないように廻りを踏み固めたり重量のあるものを当ててずれないようにしておくのであります。
また、杭の打ち込み位置は2点共に境界線からの距離が同じことが当然でありますが、大前提となるのであります。
透明チューブはこのような感じのものであります。メートルで計り売りしてくれるホームセンターも多いと思います。
木杭はこのようなものであります。これもホームセンターで入手可能であります。
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掘削
さぁ、水糸が張れたらお待ちかねの掘削タイムであります。
掘る深さは15~20cm程で良いと思うのであります。1段目をどの程度出したいか決めれば良いと思うのであります。
幅は厚みが10cmのコンクリートブロックを使うとして20cmあれば大丈夫なのであります。
水糸を基準に同じ深さになるように掘っていくのであります。
ちなみにスコップの種類はこちらの記事で紹介しておりますので再度貼り付けておくのであります。
転圧・砕石敷均し
掘削お疲れ様でした。掘削後の工程はこのようになるのであります。
※画像の単位はmmです。
砕石を5cm厚で敷いてその上に基礎となるモルタルを打設することになるのであります。
まずは砕石を敷く前に土を転圧するのであります。上に重いものがのることになりますのでしっかりと転圧するのであります。
転圧にはこのような道具、いわゆるタコがあると便利なのであります。これで地道にドスドスと突き固めるのであります。
転圧が終わったら砕石を入れ、おおよそ平らになるように敷均しであります。その後はまた転圧タイムであります。5cm厚になるようにドスドスと突き固めるのであります。
転圧すると沈みますので、砕石を入れる際は5cm以上いれるのであります。
型枠設置
今度は基礎となるモルタルの型枠を設置していくのであります。
「型枠⁉難しそうだなぁ。」そう思いましたね。大丈夫であります。なんせずぼらDIYでありますからね。
私は5cmくらいの角材を平行に並べただけであります。図解すると、
こんな感じであります。掘削したきわに当てておりますので外側に逃げる心配もないのであります。
ちなみに、角型スコップを使って掘るとこれがやりやすいのであります。外側に空間がある場合は型枠がずれないように押さえるのであります。
ちょうど、今回のアイキャッチで使用した画像は鉄筋棒で押さえているようでありますのでご参考までに。
さて、この角材並べるだけ型枠でありますが、注意点といたしましては角材の高さは同じになるようにすることであります。適当な角材のきれっぱしなどを渡して水平器で確認していくのであります。
この確認をしておけばモルタルを入れた後、角材のきれっぱしなどを型枠に置いてスライドさせれば余分なモルタルがとれてほぼ水平な状態のモルタルの基礎ができるのであります。
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モルタル打設
前の型枠設置でもふれましたが、型枠ができたらモルタル打設となるのでありますが、そもそもモルタルって何?って方のために簡単に説明しておくのであります。
「セメント?モルタル?コンクリート?よく耳にするけど何が違うの?」って方もおられると思いますので。
セメント
石灰石・石膏を焼いて作った粉末であります。
このような袋に入ったものであります。もちろんホームセンターで買えるのであります。
モルタル
セメントに砂を混ぜ水を入れたものであります。
コンクリート
モルタルに砕石を入れたもの
なのであります。実は私もちょっと前まで知らなかったのであります。
さて、今回はモルタルを使用するのでありますが、モルタルつくりに欠かせないのがトロ舟であります。
トロ舟とはこの緑の入れ物であります。セメント・砂・水を混ぜてモルタルをつくるのに便利なのであります。
まずはこのトロ舟で水を混ぜない「から練りモルタル」をつくるのであります。
割合は
- セメント:1
- 砂:3
水を混ぜると固まる状態になりますので、初心者のうちは別の容器にから練りモルタルを入れて水と混ぜると慣れない作業で戸惑っても大丈夫なのであります。
かと言ってから練りモルタルもずっと放置しておくと空気中の水分と反応して固まっていきますのでご注意をであります。
水の量はセメントの袋にも記載があると思いますが、よく言われるのが耳たぶくらいの固さになるまでなのであります。最初はちょっとずつ入れて混ぜていき耳たぶくらいの固さになるまでの感覚を磨きましょう。
水を入れすぎたと思ったらから練りモルタルを足して調整であります。
慣れたらトロ舟の中で大量にモルタルをつくって型枠にドンドン流し込んでいきましょう。隙間なく入るようにモルタル表面をぽちゃぽちゃとたたいてやると良いと思うのであります。
余分なモルタルはこの例の方法で取り除くのであります。
表面が乾いてきたらコテと水平器を使って平らにしていくのであります。
ここでずぼらながらもきちんと水平をみておくと、後の工程がかなり楽になるのであります。私はここで手抜きしたために1段目のコンクリートブロックの水平を出すのに苦労したのであります。これからの方は私の二の舞注意であります。
お求めやすいコテのセットは準備しておいて損は無いのであります。
コンクリートブロック積みには水平器が必需品なのであります。使用頻度は一番かと思いますので準備しておくのであります。
私も愛用しているシンワの水平器ブルーレベルは気泡の確認がしやすくおすすめなのであります。
脱型
脱型とはモルタルやコンクリートが固まった後、型枠を撤去する作業のことであります。
今回は角材を並べただけの型枠でありますが、多分簡単には外れないと思われるのであります。なんせくっついていますからね。
型枠が外れない場合はゴム製やプラスチック製のハンマー等で型枠をたたくと外れやすくなるのであります。万が一モルタルの基礎部分をたたいてもハンマーがやわらかいので壊さず安心なのであります。
ゴム、プラスチックの両方が使える便利なハンマーもあるのであります。このハンマーは後のコンクリートブロック積みの水平微調整にも使用しますので、あると便利なのであります。
こちらは我が家の脱型後の状態であります。角材がなかなか取れずに苦労したのであります。ちなみに水平も適当にやってしもうたのでこの後苦労したのであります。
1段目施工
いよいよコンクリートブロックを並べるのであります。モルタルをブロックの下側にある程度付けてから並べるのであります。
それ!ってやるとこうなるのであります。
言葉にすると一瞬でありますが、実は恐ろしく長い時間を費やしているのであります。
しかもモルタル基礎の水平をおろそかにしたことから、高さ合わせに苦労したのであります。
高さがかなり足りない場合はコンクリートブロックの下にいわゆるスペーサーを仕込むのであります。
別名、調整プレートはこのようなもので、高さの調整に使用するのであります。
並べる際は必ず水平を確認しながら施工するのであります。隣のブロックとの水平も確認するのであります。
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目地施工
1段目を並べ終わったら今度は目地を施工するのであります。
目地とはブロックとブロックの継ぎ目のことであります。
プロがコンクリートブロックを施工する場合は並べながら、目地を入れていくと思われますが、私のような素人は後から入れちゃうのであります。その方がモルタルが固まる時間に追われずに気楽にできそうというずぼらな理由であります。
もちろん1段目を並べながら目地を入れて行ってもOKであります。それぞれのペースでよいのであります。
目地もずぼらな私はコンクリートブロックを並べる際の隙間調整に使用した木材のきれっぱし(厚みがほぼ1cmでちょうど良かった)を使って型枠代わりにしたのであります。
モルタルが隈なく入るように押し込みながら入れるのであります。
後はある程度固まったら目地コテでならしてあげるのであります。はみ出したモルタルは水につけたスポンジで拭き取ってあげましょう。そのまま固まったら大変でありますからね。
これをひたすら繰り返すのであります。まぁ気長にやりましょう!
袴モルタル
袴モルタルはブロックのズレ防止、強度アップに役立ちますので私は今回、作業終了時に余ったモルタルで施工してみたのであります。
断面から見るとこのようになるイメージであります。
目地を入れてからの方がキレイに施工できると思いますが、順序は余ったモルタル次第でOKなのであります。ずぼらでありますからね。
2段目施工・目地入れ
2段目は1段目の上面に1cm厚になるようモルタルを敷き積んでいくのであります。
要領は1段目と同じなのでありますが、今回私が行った2段目のずぼらな高さの出し方を紹介するのであります。
最初に2段目の端と端を積むのであります。この2つはきっちりと1cm厚のモルタルで積みましょう。
その後、水糸をブロックの際にあわせ、レンガ等の重さのあるもので押さえてしまうのであります。杭が傾いて2段目の高さが合わないなんて事態を回避できて、しかも簡単なのでおすすめなのであります!
2段目積み終わりでありあます。この後は先程と同じ要領で目地を入れてやるのであります。
2段目上面モルタル施工
2段目の仕上げは上面モルタル施工であります。モルタルを入れたらコテでならしてあげるのであります。
ここでも、ずぼらな方法があります。モルタルを練る量が少なく済むように、あらかじめ窪みに砕石を入れてかさ増ししたのであります。
練りすぎると筋肉が悲鳴を上げますからね。
また上面モルタルはクラック(ひび)が入りやすいので少し水で湿らせてあげると良いのであります。
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埋め戻し
最後の最後は掘った土で埋め戻しを行うのであります。足で踏んで転圧しながら均一にトンボ等で均してあげるのであります。
これで全工程が終了であります。大変お疲れ様でありました!
最後に
今回は私が施工したずぼらな非常にずぼらな敷地境界線コンクリートブロック積みについて紹介したのであります。
素人の私でもこのような感じで施工できましたので、みなさんもやる気と時間と少しのお金があれば施工可能なのであります。ただし、境界線の越境だけは細心の注意を払って施工してくださいね。
そしてこの記事が少しでもみなさんの参考になれば幸いなのであります。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうなのであります。
ずぼら花壇記事もUPしましたよ。
ではまた。